明確な教育のビジョンに基づいた高大間相互理解の深化が不可欠 特別広告企画

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

グローバル教育の推進で学生の可能性を広げる

大学教育改革では、グローバル化への対応も極めて重要です。すでに日本では外国人との共生は当たり前であり、コミュニケーションツールとしての英語の習得は喫緊の課題といえます。ただし重要なのは、英語を習得することだけでなく、英語力でどんな学びを展開していくかです。そのためには、学部の特性に応じたグローバル教育プログラムを開発する必要があります。

本学の経済学部は、昨年からロンドン大学との間で「パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)」を展開しています。これは、ロンドン大学が認定した本学教員が、ロンドン大学の「国際プログラム(IP)」の授業を英語で行い、約4年間で両大学の学位を取得するものです。

語学の成績などで選抜された学生は、2ヶ月間の海外英語研修を含む徹底的な語学教育を受け、半年間でIELTSのスコアを5.5まで引き上げてから「基礎教育プログラム(IFP)」を受講します。試験に合格すると「国際プログラム(IP)」の受講に進めます。最終試験に合格すれば、留学せずロンドン大学の経済経営学士号を取得できるわけです。また、ロンドン大学に係わる費用の半分を大学が負担しています。

そして、人文学部と社会学部でも2017年4月からグローバルプログラムが始まります。

人文学部の「グローバル・スタディーズコース(GSC)」は、語学力を鍛え、海外の文化理解や日本の文化を外国語で発信する能力を身につけるものです。学科共通の「英語プログラム」では、1年次からすべて英語で授業を受け、グローバルな問題を英語で考えるトレーニングを行います。そして3年次には原則として留学し現地の文化理解に努めます。

学科によってドイツ語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語のプログラムも用意しています。それぞれの専攻言語と英語を習得した“トリリンガル”となることを目標に、文化交流の礎となるような人材育成を目指します。

一方、社会学部は「グローバル・データサイエンスコース(GDS)」を開設します。グローバル化された現代社会では、ネット空間などに蓄積されたビッグデータが大きな影響力を持ちます。その多くは英語がベースのため、このコースでは英語の特訓を行った上で、実際のビッグデータを使い、社会学の手法を駆使して分析できる能力を育成します。留学や国際ボランティア、海外インターンシップなども推奨しており、データ分析力を活かしてグローバル社会で活躍できる人材を育てます。

このほか、テンプル大学ジャパンキャンパスとの間で単位互換協定を結んでおり、日本にいながら英語によるアメリカスタンダードの授業を受けることができます。テンプル大学本校との間ではダブル・ディグリー制度を開始する検討も進めており、グローバルプログラムをさらに拡充させる計画です。

なお、キャンパスには無料で英会話レッスンや英語学習カウンセリングなどを受講できる国際村「Musashi Communication Village(MCV)」も設置しており、キャンパス内外で学生の語学力向上とグローバルな活躍を支援しています。

次ページアクティブ・ラーニングに適した教育環境を整備