BSフジ旗艦番組、「放送枠拡大」の舞台裏 仕掛け人は、地上波のヒットメーカー
BSフジの看板番組、プライムニュースが
毎週土曜日に新番組を開始
ニュース番組はどれも同じ――。そうした既成概念を崩し、ビジネスパーソンを中心とした「感度」の高い視聴者から高い支持を集める報道番組がある。BSフジ初の大型報道番組として2009年から放送をスタートさせた「BSフジLIVE プライムニュース」だ。
普段は地上波のテレビ番組しか見ない、あるいはテレビ自体を見る機会の少ない読者でもプライムニュースという番組名を目にしたことがあるという方は多いのではないだろうか。バラエティ番組のようなニュースが増えるなかで、情報を伝えるだけにとどまらず徹底的にテーマを深掘りし、時には進行役を務める反町理キャスターがゲストを閉口させるような質問もする硬派なニュース番組。それがプライムニュースだ。
「伝える報道から、発信・提言する報道へ」をコンセプトに掲げるプライムニュースでは、スタジオで当事者や専門家の本音が自身の口から語られる。それぞれの主張が部分的に切り取られることなく、また討論型の番組のように発言を途中で遮られることもないため、自らの主義・主張を正確に発信したいと考える出演者から好評を得ている。もちろん、事実を深く知りたいという読者にとっては、考えるための材料を提供してくれる最適な報道番組と言えるだろう。
そんなプライムニュースが10月から新たな番組「プライムニュース SUPER」を土曜夜9時からスタートさせることになった。同番組の仕掛け人であるBSフジ編成局長の荒井昭博氏は、これまでの平日生放送に加えて土曜日にも番組を配置させることで「すでにプライムニュースを楽しんで頂いている方たちはもちろん、仕事や家事などさまざまな事情で視聴することのできなかった方々にも満足して頂ける番組として、BSフジのキラーコンテンツに育て上げていく」と意気込む。
フジのヒットメーカーが満を持して手掛ける新番組
「プライムニュース SUPER」
フジテレビで「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」など人気番組のプロデューサーを務め、同社の編成制作局長などを経て今年6月にBSフジ編成局長に就任した荒井氏。地上波のヒットメーカーが着任からわずか3か月で新番組を立ち上げた理由とは。荒井氏は次のように語る。