社内回覧はもう古い!電子で雑誌を共有しよう 京セラ丸善の配信サービス、企業や大学が熱視線
KMSIの前身は、丸善グループのIT部門だ。特に学術機関向けのソリューションでは豊富な実績を誇る。ソリューション統括本部 本社ソリューション本部 木村一誠副本部長は「我々は、自ら生涯にわたる学習をし、最善の学習環境を提供することで日本の学力向上に貢献する事をミッションとし、活動してきました。単に書籍をデジタル化するだけでなく、今の時代にあった情報共有や教育に求められる使い勝手のよい機能に自信を持っています」と話す。
大学をはじめとする教育機関における
教科書の電子化も支援
「qlip it!(クリップ イット)」の技術を活用することで、雑誌だけでなく、書籍の配信も可能になるという。教科書を電子書籍として学生に配信すると、スマートフォンやタブレット端末に慣れ親しんだ学生の閲覧率も高くなる。2010年より実施している慶應義塾大学での電子学術書配信の実証実験で、スマートフォンでの閲覧率が高かった事はすでに実証済だ。新たに導入を決めているある学校では、学生に貸与する端末に、はじめから電子書籍の教科書がコンテンツとして搭載される予定だ。なお、5月に開催される教育関係者向け展示会「教育ITソリューションEXPO」にて、前述した事例を含め本格的に訴求していく予定だ。
むろん、企業でも活用の範囲は広そうだ。社員教育用の教科書や資料のほか、社内報なども電子化する動きがあるという。社史など、企業独自のコンテンツを電子化し、広く共有することも可能だ。
経営企画本部 経営企画部の名和輝明部長は「場所を選ばないことから、グローバルな複数の拠点で活用いただけます。コンテンツを輸出するといったビジネスも可能です」と話す。
企業や大学の競争力向上だけでなく、ビジネスチャンスの創出という点でも注目に値するサービスだ。
住所 : 〒108-0073 東京都港区三田3-11-34 センチュリー三田ビル 4F
電話 : 03-6414-2873
WEBサイト: http://qlipit.jp/