
北朝鮮南部・開城から平壌に戻る途中、休憩所に立ち寄ったところ、日本でも有名な飲料メーカーのジュースが販売されていた。1ドルで買おうとしたら、裏側のラベル付近に目が行った。「ライセンス・日本、製造・シンガポール、流通・香港、輸入元・北朝鮮」と書いてある。厳密にいえば日本製ではないが、日本ブランドが北朝鮮に流入している一つの例だった。
2006年に北朝鮮は、国連安全保障理事会決議により経済制裁を受けている。また、日本政府も同様の経済制裁を続けており、この数年、両国間の貿易はほぼゼロ状態が続いている。だが、「政策があれば対策があり」。さまざまな抜け道があり、このジュースのように、平壌市内では日本製品も少なくはなかった。
「このままでは、日本企業が進出しようとしてもすきはない」と北朝鮮政府関係者は言う。日本製が来なくても、中国製や欧州製の品物が平壌には所狭しと並べてある。これが現実だ。
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