ほぼ日、「ほぼ新入社員」採用でどう変わる? 糸井重里社長「今まではムーミン谷だった」

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糸井社長は今回の決算発表で、株価や決算ではなく人事について強調した(撮影:尾形文繁)

4月26日。コピーライターでほぼ日(ほぼにち)社長の糸井重里氏(68)が、上場後初の決算説明会の場に姿を見せた。

ほぼ日はウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を軸に、同サイトや糸井社長のファン向けに自社開発の独自品販売を手がける会社だ。大ヒット商品は「ほぼ日手帳」で、売上高の7割を同手帳が占める。日記としても使える手帳部分(=「本体」)のほか、カバー部分に毎年さまざまなデザインの工夫を凝らしていることが女性を中心に支持されているという。

2Qは超過達成、「たのしみ展」は3Qに計上

ほぼ日は3月16日に東京証券取引所のジャスダック市場に上場。人気が殺到し上場当日は値がつかず、翌17日に公開価格(2350円)を2・3倍上回る5360円をつけて注目を集めた。

5000円台をつけたのは上場直後のみで、上場後3営業日目に株価は崩落。4月4日には4125円(上場来安値)まで下げた。その後は一進一退を繰り返し、4月24日に4500円台を回復すると、4月26日には再び5000円台に迫る勢いを見せている。

株価について聞かれると、糸井社長は「正直あまり(株価を)見ていない。株価のことをあまりにも聞かれるので、事業を一生懸命やりたいといってきた。(そもそも流通株数が少ないために)取引(=ほぼ日株の売買)があまり多くないので、その因果関係を推理しても仕方がない」などと述べた。

今回は、4月13日に発表済みの2017年8月期第2四半期(2016年9月〜2017年2月)決算の説明会。売上高は計画を3700万円上回る27億1400万円、営業利益は計画比1400万円超過の7億1900万円となった。

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