就活生が激怒する「サイレントお祈り」の実態 大企業の4割が書類選考不合格を通知しない

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企業は不合格の結果を明確に伝えていない(写真:まっき / PIXTA)

経団連が定める新卒採用の選考解禁日6月1日が目前に迫ってきた。しかし、大半の企業がすでに書類選考や面接を行っているのが実態だ。当然、選考の合否連絡を学生たちは続々と受け取っているはずなのだが、不合格の結果を明確に伝えない企業が少なくない。いわゆる「サイレントお祈り」である。

不合格なら連絡しない「サイレントお祈り」

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採用選考の不合格通知の際、「選考の結果、残念ながら不合格となりました。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」という企業からのメール文面が多かったことから、いつの頃からか、不合格通知メールを「お祈りメール」と呼ぶようになった。それが転じ、企業から「連絡がない場合はご縁がなかった(筆者注:つまり不合格のこと)ということでご了解ください」と選考の際に伝えられ、通知の無い(=サイレント)まま、いつの間にか不合格になってしまう状態を「サイレントお祈り」と呼ぶようになった。

採用、人事関連の調査研究機関であるHR総研が2017年度新卒採用について企業側に調査をしたところ、「サイレントお祈り」について、驚くべき数字が明らかになった。

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