流行の「国際教養系学部」は就職に強いのか

就職を意識した高校生のための進路相談<5>

国際教養関係学部は留学生など国際色豊か。学部選択はより吟味が必要だ(写真:tangducminh / PIXTA)
高校生が将来の就職を見越して大学や学部を選択するにはどうすべきか?大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が高校生からの質問にお答えする5回目。今回は国際教養系学部を志望する高校3年生からの進路相談です。

 

石渡さんへの質問受付はこちら

質問:関西の高校3年男子です。英語があまり得意ではないのですが、世の中がグローバル化していることを考えれば、国際教養系学部に進学したほうがいいと思うのです。何かに絞るのではなく、幅広く勉強できそうなところということで、龍谷大国際学部、京都産業大外国語学部、順天堂大国際教養学部、千葉商科大国際教養学部などを候補にしました。

親は「地元関西がいいが、勉強するなら東京でもどこでもいい」と言ってくれました。僕は、どうせ進学するなら新設学部がいいと思うのですが、この中でお勧めの大学はどこでしょうか?また、同じぐらいの偏差値でお勧めの大学があれば教えてください。

選ぶポイントは「伝統、受験生の数、語学力」

就職四季報プラスワンの過去記事はこちら

回答:候補大学の中では、龍谷大、京都産業大の2校がいいですね。それ以外では、京都外国語大外国語学部国際教養学科、関西外国語大英語国際学部などがお勧めです。選ぶポイントは「伝統」「受験生の数」「語学力」の3点です。

「どうせなら新設学部」とのことですが、私はそれにはかなり疑問を呈します。日本人は新しいものが好きですが、大学の場合はどうでしょうか。もし、新しい学部というだけで選んで、自分に合わなかった場合、中退・再受験・編入学などで多額の金銭と多くの時間を失うことになります。そもそも大学・学部選びにおいては、新しさよりも伝統がポイントになります。

伝統校であれば、それだけ教育のノウハウがきちんと蓄積されています。教育のノウハウだけでなく、伝統校ということで優秀な教員も集まってきます。優秀な教員はそれだけきちんと学生を教育することができます。

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