男性議員の育休宣言にイクメン議員から反論 働きながら子育てしてこそ分かることがある
男性の国会議員は育児休暇を取ることができるのか。自民党の宮崎謙介衆院議員の「育休」に対して賛否両論が渦巻いている。
宮崎氏は来年2月、自民党の金子恵美衆院議員との間に第1子が生まれる予定だ。宮崎氏と金子氏はともに2012年12月の衆院選挙の同期初当選組。188センチの長身の宮崎氏と2003年ミス日本関東代表の金子氏は、当初から行動を共にすることが多く、「お似合いのカップル」と噂された。今年5月に結婚したことを公表し、同時に金子氏の妊娠を発表。12月23日には安倍晋三首相や菅義偉官房長官らを招いて、盛大に披露宴を挙げた。
男性議員が育休を取った前例はない
宮崎氏は21日、自民党国会対策委員会に育児のために約1カ月の休暇を取りたいと伝えている。国会には育休の規定はなく、出産に関しては衆議院規則第185条②で「議員が出産のため議院に出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる」としている。ちなみに男性議員が育休を取った前例はない。
これについて自民党内は賛否両論だ。
まず谷垣禎一自民党幹事長が22日の会見で「出産と育児は概念が違う」と述べ、「議員の場合は被雇用者等々とは身分関係や業務が違う」と否定的だ。
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