日本株、ドル安原油高なら最悪のシナリオに

日経平均は節目の1万8500円を回復できず

アベノミクス相場は終わってしまうのか。マーケットは極めて重要な局面を迎えている(写真:日本雑誌協会代表撮影)

「上値の重さ」。2日の日本株の動きはまさにこのような動きだった。日経平均株価は、寄り付き後は海外株安の影響で急落して始まったものの、その後は割安感から買い戻しが入り急伸し、あっという間に1万8000円を回復した。午後に入るとさらに買いが入り、一時は1万8500円を目指す展開となった。だが結局買いが続かず、引けに掛けて売り込まれた。

超えられなかった1万8500円の壁

とにかく上値が重い。騰落レシオが大きく低下したままにもかかわらず反発しない。また空売り比率が歴史的高水準にあるものの、これもなかなか低下しない。空売りはいずれ買い戻しを伴うため、これを上昇要因と捉える向きもある。

しかし、現在の売り方は高い水準で売りポジションを保有しており、そもそも多少の上昇くらいでは買い戻す必要がない。2日の市場では、急反発により、一部の売り方は買い戻しを強いられた可能性があるものの、結果的に筆者が以前から重視している日経平均株価の重要な水準である1万8500円前後(12カ月移動平均線)を超えることができなかった。

この水準は、長期トレンドを維持するための水準であり、これを割り込んでいることは、将来の下落リスクが高まっていることを示している。

確かに、2日の寄り付きで二番底をつけた可能性が高いとの見方もあるが、1万8500円を下回っているうちは、依然として株価の下落リスクが残っていると考えるのが無難である。

次ページ上昇トレンドが終わってしまう懸念
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
地震と原発災害<br>原発最後の選択

四国・伊方原発、北海道・泊原発の地震対策に学者から異議が相次ぐ。地震の揺れの過小評価や活断層の見落としだ。電力会社任せの対策は疑念がぬぐえない。検証方法の確立が待たれる。