シャープ、ようやく鴻海と提携交渉へ

分社化協議を本格化へ

 8月23日、複数の関係筋にょると、シャープが主力の液晶事業について台湾の鴻海精密工業と提携交渉していることがわかった。液晶事業は分社化を検討する方針を表明済みで、産業革新機構も含めて出資交渉を本格化させる。写真は6月撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 23日 ロイター] - シャープ<6753.T>が、主力の液晶事業について台湾の鴻海精密工業<2317.TW>と提携交渉していることがわかった。液晶事業は分社化を検討する方針を表明済みで、ジャパンディスプレイ<6740.T>の筆頭株主の産業革新機構も含めて出資交渉を本格化させる。

複数の関係筋によると、液晶分社化にあたって鴻海は交渉相手の1つという。シャープと鴻海は、大型液晶製造の堺工場(大阪府堺市)で共同出資する提携関係にある。

両社は2012年3月に資本・業務提携を結び、シャープ本体に鴻海が出資する方向で協議したが、条件をめぐって破談。ただ、両者の交渉のパイプは途切れておらず、スマートフォン(スマホ)向け中小型パネルを中心に液晶事業の業績が悪化する中、液晶分社化の提携相手として可能性を探る。

シャープは10月1日付で液晶など5事業をまず社内分社する予定で、それと並行して外部資本で液晶事業を切り離す交渉を本格化させる方向。

液晶分社化は今春に検討を始め、当時、監督官庁の経済産業省に産業革新機構の資本活用を打診した経緯もある。関係筋によると、シャープは革新機構の資本活用も改めて視野に入れ、他社との交渉を本格化させる方針だ。

(村井令二)

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