名古屋がみそ消費金額「全国39位」というナゾ 「つけてみそかけてみそ」とは何者か

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豆麹で作られる豆味噌が特徴のハ丁みそ。色が濃く塩辛そうだが、意外に塩分は少ない。
世の中にあふれるさまざまな統計やデータ。これを基にしていろいろなランキングが作られるワケだが、中にはなぜそうなるのかの理由が、すぐにはわからないような“世にも不思議なランキング”がある。
TBSテレビ『世にも不思議なランキングなんで?なんで?なんで?』(次回は7月27日<月>よる8時放送)は、そんなランキングデータの謎を解き明かす番組だ。「なんで△△が○位にランクインしているのか?」。その裏側を探ると、驚きの事実が次々に明らかになってくる。取材班が直面した不思議なランキングの一端をご紹介しよう。

 「名古屋といえばみそ」は間違い?

名古屋の名物料理といえばなんだろうか。「みそカツ」「みそ煮込みうどん」などが思い浮かんだ人は少なくないだろう。「名古屋といえばみそ料理」。そんなイメージを覆すランキングがある。

■みその消費金額が多い都市(2人以上の世帯当たり/年間)
1位:長野市―3183円
2位:熊本市―2961円
3位:静岡市―2800円
・・
39位:名古屋市(1982円)
(ランキング出典:総務省統計局 家計調査 2012~2014年平均)

 

商店街を少し歩いただけでも、看板やのぼりにみその文字が躍る

全国平均は世帯当たり年間2310円(ランキングは県庁所在地、政令指定都市の51市が対象)。名古屋は全国平均にも達しておらず、ランキングの下位だ。「名古屋といえばみそ」という、世間一般のイメージは間違いなのか。真相を確かめるため、取材班は名古屋へ飛んだ。

試しに名古屋の町を散策。商店街を歩くと、みそののれんや看板が目立つ。名古屋名物の「味噌からあげ」のほかにも、あちらこちらにみその文字があふれ返っている。

商店街を外れて歩いていると有名な『矢場とん』を発見。矢場とんと言えばみそカツだ。豆みそから作ったみそダレは、絶品中の絶品。名古屋を代表する味とされる。

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