
リコールに伴う製品保証引当金は、どうなった?
まずは損益計算書(14ページ)から業績を見ていきましょう。売上高は前の期より15.4%増の6428億円。売上原価もそれに伴って増加し、売上総利益(粗利)は15.5%増の1044億円。本業の儲けにあたる営業利益は、25.4%増の329億円となりました。
営業損益段階で好調な理由の一つは、リコールに伴って、エアバッグの交換用部品を増産しているからだと思われます。それを裏付けるかのように、キャッシュフロー計算書(18ページ)からは、かなり積極的に設備投資をしている様子が読み取れます。
設備投資を示す「有形固定資産の取得による支出」が341億円の支出。これは、減価償却費191億円をはるかに超えていますし、前の期より2倍も増やしていますから、生産設備を急速に拡大させていることがわかります。
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