世界のダイエット食に化けた日本の伝統食材 イタリアで大人気呼ぶセイタンって何だ?
イタリアが誇る芸術の都、フィレンツェ。中世の面影を残す歴史ある町並みには、いたるところから文化と芸術の香りが漂い、まるで町自体が美術館のようだ。そのフィレンツェの地元スーパーにおけるダイエット・健康食の人気ランキングがこれだ。
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1位 セイタン
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2位 キヌア
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3位 豆乳
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4位 豆などの穀物
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5位 麦などの穀物
3位は日本でもなじみの深い豆乳。2位のキヌアとは、南米原産のヘルシーフードである。そして1位の「セイタン」。その名前の響きからなんとなく想像がついたかもしれないが、これは日本の食材だ。
ただ、日本で「せいたん」と呼ばれて流通している食べ物は思いつかない。これはいったいなんだろうか。その正体を確かめるため、取材班はフィレンツェへ飛んだ。
イタリアで日本食は大人気
まずはセイタンがバカ売れしているという、スーパー「ナチュラシー」へ。ここには、日本食コーナーがあり、梅干しや普通の醤油、たまり醤油などもある。イタリア人の日本食ツウっぷりはなかなかのもので、日本の食材も広く浸透しているようだ。
お目当ての健康食コーナーを覗くとものすごい種類の豆腐が並べられていた。日本のスーパーも顔負けの品ぞろえでしかも普段見慣れないモノまで。例えばトマトを使った赤い豆腐。さらにバジルで作った緑色の豆腐などもある。
そしてついにランキング1位のセイタンを発見した。見た目は、パンやチーズのよう。箱を開け、中を見ても…ん?なんだこれ?われわれ日本人でもピンと来ない…これが本当に日本の食材なのか?
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