家系なのに「二郎系ラーメン」、タブー破った背景 革命的と話題!箕輪家「まるじろう」誕生の経緯

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「箕輪家」は2022年11月にオープンした、幻冬舎の書籍編集者でインフルエンサーの箕輪厚介さんがオーナーを務める横浜家系ラーメンのお店だ。今まで奇想天外な企画をたくさん仕掛けて成功をおさめてきた箕輪氏がどんな家系ラーメン店を作るのか注目が集まっていた。

店長は元自衛隊員で、箕輪さんのカバン持ちをしていた丸山紘平さん。高田馬場にある「博多ラーメン でぶちゃん」で修業の後、「箕輪家」をオープンした。

オープンして半年、昨年の春ごろから丸山さんは自分の名前を付けたラーメンを作りたかったという。しかし、まだ家系ラーメンのスープが安定していなかったのでペンディングになっていたが、11月頃からスープが安定的に作れるようになり、今年に入ってから試作を始めることになった。

さらに、今年の2月は雪の日も多く、かなり客足に影響が出て売り上げも低迷していた。「このままではマズイ」と満を持して限定ラーメンの開発をスタートした。

“売れる”ラーメンを作ろうと模索

元自衛隊員で、箕輪厚介さんのカバン持ち。異色の経歴を持つ丸山紘平さん(筆者撮影)

「箕輪家」の家系スープの旨味をさらに倍増させて。“売れる”ラーメンを作ろうと模索を始めた。

今までは師匠の「でぶちゃん」の甲斐店主や他のラーメン店主に相談をしてきたが、今回だけは自分で進めることにした。

家系のスープとともに、背脂、ウデ肉、バラ肉などをすべて一緒に煮込んでみると、分厚い旨味が感じられ、手応えがあった。

(筆者撮影)
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