印西(千葉)が調査開始以来初の4年連続トップ
今年の「住みよさランキング」総合評価1位は千葉県印西市、2位が愛知県長久手市、3位が石川県能美市となった。
2012年のランキングで1位となった千葉県印西市は、今回で4年連続のトップ。印西市のほか、長浜市(滋賀、1995~1997年)、大曲市(秋田、1999~2001年)と、これまで3年連続トップの例はあったが、4年連続は調査開始以来、初めてとなった。
1996年3月に千葉県内29番目の市として誕生した印西市は、その後2010年3月に印旛村・本埜村と合併し現在の市域となった。1980年代半ばの北総線「千葉ニュータウン中央」駅開業とともにニュータウンへの入居開始を機に人口流入が開始。その後、1990年代に入り、北総線の都心への乗り入れや延伸によるニュータウン区域の拡大で、さらに人口の増加が進んだ。
人口の半数以上が千葉ニュータウン区域に在住する典型的なベッドタウンで、現在も人口の流入が続いており、世帯あたりの住宅着工戸数も高い。また幹線道路などの整備も進み、とくに国道464号沿いや、「千葉ニュータウン中央」、「印西牧の原」駅周辺では多くの大型商業施設が相次いで開業した。こうしたことから「利便度」の5位をはじめ、「快適度」28位、富裕度45位と3部門で全国トップクラスの評価となっている。
ただ、全般に千葉県北西部周辺は人口あたりの病床数や、高齢者人口あたりの介護施設定員では全国平均を下回る水準にあり、印西市も「安心度」では629位と下位に位置している。なお、印西市は東京区部の20%通勤圏であり、補正(*)の対象となる「人口あたり小売業年間商品販売額」の指標において、補正を実施(東京区部の数値を採用)している。
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