心が折れない人は、大体「貸し借り」がうまい

「言いたいことを言える環境」は、こう作る

折れない心を作る意外な方法とは?(写真:hanenoki / PIXTA)
長年コンテンツ業界で仕事をしてきた岩崎夏海氏が、その中で培った「価値の読み解き方」を駆使し、混沌とした現代のライフスタイル感をつづります。本記事は岩崎夏海メールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」(夜間飛行)からの転載です。

 

心が健康でいられる方法は、なんといっても「言いたいことを言える環境」を作ることである。心を病む人というのは、言いたいことを言えない環境にある。言いたいことを言えないことが、心を病ませる。そして心を病むことが、体も病ませる。するとやがて、肉体を「要介護」の状態にしてしまうのだ。

「要介護」の状態になるというのは、一種の復讐だ。これまで言いたいことを言わないという形で無理強いしてきた自分の体に、自分自身が復讐されているのである。

だから、そうならないためには日頃から自分に恨まれないような生き方をしなければならない。自分をだいじにしなければならない。では、自分をだいじにするにはどうすればいいか? それは、言いたいことを言うということである。

心が病んでしまう原因とは

当記事はプレタポルテ(運営:夜間飛行)の提供記事です

では、言いたいことを言うためにはどうすればいいか? それは、親しい人を作るということだ。言いたいことを言える家族や友人を作るのである。そうして、その人に言いたいことを言う。

ただし、ここで重要になってくるのは、その言うという行為が一方通行にならないことだ。ギブアンドテイクの、バランスの取れた「貸し借り」になっているということである。貸借関係がチャラになっているということだ。なぜなら、ここでチャラになっていないと、早晩その関係は破綻してしまうからだ。

たとえば、こちらが一方的にしゃべっていると、やがて相手の中にストレスが溜まってくる。そうして、いつしか相手が壊れてしまう。相手が壊れてしまうと、こちらとしても言う相手がいなくなるので困る。だから、相手の言うことも聞きながら、お互いに言いたいことを言い合えるような環境を作ることがだいじなのである。

そのため、「貸借関係」の勘所が分かっていないと、そういう関係を作るのが難しくなる。貸し借りの上手な人でないと、なかなか継続的な関係を築けない。

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