「日経平均2万円」でも、株を買っていいのか

投資する時の「リスクのとり方」を教えよう

今から株を買って、おカネが貯まるだろうか(写真: ryanking999 / PIXTA)

今の日本株は割安なのか?

日経平均株価は、毎日のアップダウンはあるものの、このところ2万円台で推移している。市場コメント風には「2万円台を固めた」などと称するところだが、もちろん株価に「岩盤のような支え」が本当にあるわけではない。

東証1部の平均PERは(株価収益率)は今期予想基準で約17倍、前期実績基準で約19.6倍と、「これ以上上がると高そうだが、直ちに警戒を要するレベルではない」というくらいの水準だと思われる。

歯切れが悪くて恐縮だが、株価高低の判断が曖昧になる大きな原因の一つは、日銀の大量購入によって長期金利が人為的低水準に維持されて、「自然な金利」がわからなくなったことにある。

日銀の購入がなければ、長期金利は少なくとも1%台、場合によっては2%絡みでおかしくない経済環境だ。加えて、公的年金資金と日銀が株式を大量に買っていることが「自然な株価」をわかりにくくしている。

ただ、大まかな感触として、株価は少なくとも「割安」ではなさそうに思える。筆者は、経済と株価の循環を時計の針の回転に喩えて説明することが多いが、日本の時刻はこれからバブルのゾーンに入る夜11時くらいで、イエレンFRB議長が株価に懸念を表明する米国は、ほぼ12時前後ではないかと考えている。

次ページ今は「売り」なのか、「買い」なのか?
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
あのころ銀行は<br>無茶苦茶だった

『住友銀行秘史』の著者で元・住銀取締役の國重惇史、元イトマン顧問弁護士の河合弘之、元長銀取締役の箭内昇。平成の金融バブルの最中に起きたイトマン事件の真相と教訓を語る。