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AI活用で日本人の英語への心理的障壁が消える 立命館大学教授・山中司氏インタビュー

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AIは英語学習をどう変えるのか。

立命館大学 教授 山中司氏
山中 司(やまなか・つかさ)/立命館大学 教授。専門は言語コミュニケーション論、英語教育政策・教授法、言語哲学。『プロジェクト発信型英語プログラム─自分軸を鍛える「教えない」教育─』(共著)など著書多数

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AIの進化によって英語学習の効率性が一気に高まる。
『週刊東洋経済』1月20日号の特集は「タイパ時代のAI英語術」だ。AIを使いこなせるかどうかが、英語をマスターするうえでのカギとなる。
週刊東洋経済 2024年1/20特大号(タイパ時代のAI英語術)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年1/20特大号(タイパ時代のAI英語術)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

チャットGPTなどのAIを活用しながら英語教育の改革に取り組む、立命館大学の山中司教授にAIと英語学習の現状や今後について聞いた。

 

──AIを用いた英語学習のメリットはどこにありますか。

AIの登場によるメリットはいくつもある。まず、いつでも、どこでも英語の勉強を行えるようになったことだ。

オンライン英会話は予約を取る手間や時間制限があるが、AIはそれこそ真夜中でも答えてくれるし、いつでも中断できる。チャットGPTはスマートフォンのアプリで使うこともできるから、歩きながらなど、隙間時間でも勉強できる。

間違えても恥ずかしくない

自分の目的や興味に沿った、実際的な英語を使えるのもメリットだ。ビジネスパーソンなら、仕事に関係する表現をAIに聞けばよい。一般的な事柄を取り上げた教材を使うよりモチベーションがずっと上がるだろう。

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