1年で7割が入れ替わる「コンビニ」ヒット商品の裏 2024年のトレンドは?プロ直伝の商品棚の見方

拡大
縮小
コンビニの棚を見るのが楽しくなる、コンビニの秘密や裏側を専門家に聞きました(写真:cerisier117/PIXTA)
コンビニエンスストア(以下、コンビニ)は、もはや私たちの生活に不可欠な存在。日々新しい商品が生まれる一方で、あっという間に消えていく商品もあります。2024年はいったいどのような商品が生まれるのか。また、そんななか、長年残っていくロングセラー商品にはどんな法則があるのか。
コンビニの棚を見るのが楽しくなる、コンビニの秘密や裏側を流通アナリストの渡辺広明さんに聞きました。

コンビニ1店舗に商品は何点くらいある?

日本フランチャイズチェーン協会によると、日本全国のコンビニ店舗数は5万7000軒を超え(2023年3月末現在)、年間売上高は11兆円を超える。

うち、セブン-イレブンが約2万1000店舗、ファミリーマートが約1万6000店舗、ローソンが約1万4000店舗と大手3社でコンビニ全体の9割を占めている。

「コンビニ1店舗につき、商品は常時約3000点あり、1週間におよそ100点の新商品が発売されている。1年間で店舗内の7割以上の商品が入れ替わっている」と言うのは、コンビニで商品開発に20年以上携わり、今も年数回コンビニでアルバイトをするという流通アナリストの渡辺広明さんだ。今まで手がけた商品開発は780件にのぼる。

「入れ替わらず生き残っているものの代表的なものは、カップヌードルやコカ・コーラなどナショナルブランド(NB)の超定番商品。ツナマヨおにぎりなども定番ではあるが、随時リニューアルしているので、そういう意味では変化している」(渡辺さん)

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT