「長期投資の肝!」時代のど真ん中産業の見極め方 ターゲット業界を間違えれば成果は出ない

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「伸びる銘柄が知りたい」という場合、どういった情報を注視すればいいのでしょうか(写真:makaron*/PIXTA)
投資をしている方の多くに共通するのは、「伸びる銘柄が知りたい」「これから大化けする可能性のある株を正しく見極めたい」という思いのはずです。しかし、予想に反して株価が伸び悩んだり、大きく下がってしまったという経験があるかもしれません。
それは、ターゲットにしている業界や市場の選定方法そのものが間違っているからかもしれません。“会社四季報の達人”として知られ、2023年12月をもって105冊の会社四季報を読破した渡部清二氏による最新刊『プロ投資家の先を読む思考法』より一部抜粋・再構成のうえ、市場の先読みに活かせる最重要知識について見ていきましょう。

日本の産業の規模感を知ろう

2023年6月末時点では、世界の時価総額のうち日本は世界3位。5.9兆ドルで、全体の5.6%を占めています。

では、その世界3位の日本の株式市場には、どんな産業がどれくらいの事業規模で存在しているのでしょうか?

まずは、日本の株式市場に上場している業種別の規模感を見ていきましょう。産業の分類は、経済産業省によるものと東洋経済新報社が発行している『会社四季報』では異なりますが、この本には上場企業を対象とした各産業への理解を深めるという目的があるため、『会社四季報』の分類である東証33業種に従ってご説明していきます。

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