円安のスパイラル?為替相場に「新テーマ」の兆し 「金利が上がれば、円高になる」とは逆の動きに

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東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する動画連載「Market Trend Report」。
第8回前編は「為替相場に新テーマの兆し」です。北野氏が解説します(詳しくは動画をご覧ください)。

「日米の金利差だけでは決まらない、新しい動きがある」

上の画像をクリックするとSBI証券「Market Trend Report」のページにジャンプします

SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏はそう話す。さらに北野氏は、次のように警鐘を鳴らす。

「アメリカは利上げが終わり、日本は利上げが始まろうとしている。テーマが変わっていっていいと思う」と指摘。そのうえで「日本の金利が上がるというのは、日本の財政にストレスになる。金利を上げると、財政が悪化して円安になるということが起こりうる」

これは「金利が上がれば、円高になる」という従来の常識とは逆の動きだ。その先には、「円安でインフレ懸念が起こり、金利が上がって、また円が安くなるというスパイラルが起きる可能性もある。ちょうどいいレベルが消し飛んで、メドがつかなくなる」と言う。

「これからは日本の金利が上がったときに円がどう動くかを注意すべきだ」という北野氏。その詳しい説明については動画でご覧ください。

『会社四季報』編集部
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