国家と政治 危機の時代の指導者像 田勢康弘著

国家と政治 危機の時代の指導者像 田勢康弘著

本書の冒頭に戦前の政治家、中野正剛の言葉の引用がある。「国は経済によりて滅びず、敗戦によりてすら滅びず。指導者が自信を喪失し、国民が帰趨に迷うことによりて滅びるのである」。

日本を取り巻く社会状況のおよそすべてに閉塞感が漂う中、政治に対する失望が頂点に達し、この言葉が現実になることを著者はおそれる。

こうした中、国家的危機に即応した政治のあり方、望まれる指導者像とはどのようなものなのか。佐藤栄作から菅直人まで、40年間にわたり23人の総理大臣を取材してきた政治ジャーナリストが、民主党への政権交代前後から、東日本大震災直後までの政治の動きを振り返りながら、さきの問いに迫っている。

NHK出版新書 819円

  

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