「会費ナシ!」コストコ再販店が日本人ウケする訳 特大サイズを小分け、コンビニ感覚で利用も

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コストコ イーコスト
桜新町店の店内。広告や内装などにはお金をかけず商品と安さを訴求(筆者撮影)

会員制量販店「コストコ」の商品を専門に扱う再販店「E-COST(イーコスト)」が出店攻勢を強めている。

同店は、昨年7月、中井町に1号店をオープンすると、その後、わずか1年で、秦野店(中井店から移転)、小田原店 、御殿場店、沼津店、川崎店、広尾店、桜新町店を出店。店舗数は7店に拡大した。

本来、「コストコ」で商品を購入するには、コストコ会員にならなければいけない。個人4840円(税込)、法人4235円(税込)といった年会費を払い、会員証を提示したうえで入店、そして購入する。ところが、「コストコ」再販店は、コストコ会員でなくても商品を購入することが可能となる。

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まるでコストコのコンビニ版

桜新町店の店内を見渡すと、コストコで人気のディナーロールも、カークランドのキッチンペーパーもある。おなじみの商品が並ぶため、まるでコストコのコンビニのような雰囲気だが、売られている商品のサイズと価格帯は異なる。

たとえば、コストコでディナーロールを購入しようとすると、36個入りで約550円。対して、イーコストのディナーロールは18個入りで約400円という具合だ。

「イーコストでは、コストコのサイズは多きすぎるというニーズに応え、小分けにして販売しています。食品や生活雑貨など500品目以上の商品をコストコより2~3割増しの価格で販売しています。ですが、ばら売りする商品は近隣のスーパーやコンビニより安く、お得感があります」

コストコ イーコスト
コストコより小分けで売られている人気商品のディナーロール(筆者撮影)
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