寝る姿勢を変えるだけ「首のゆがみ」セルフ解決法 「うつむく姿勢」の習慣化が不調の原因となる
頭痛、肩こり、腰痛、ひざ痛、めまい、冷え、取れない疲れ……これらすべてに共通する原因、それは「首のゆがみ」。実は、首のゆがみは「寝る姿勢」を工夫すれば解消できるのです。誰でも簡単に、そして最速でできる方法を、8万人の不調を改善に導いた治療家・田中宏さんの著書『1日の「疲れ」、「ゆがみ」が勝手に解消する 寝る整体』より、本文を一部引用・再編集してご紹介します。
うつむく姿勢が習慣化すると…
あなたは今日、スマホを見ましたか?
パソコンは使いましたか?
もし、お子さんがいれば、お子さんは今日学校に行って教科書を開きましたか?
タブレットを使いましたか?
帰宅後はスマホやゲーム機器で遊びましたか?
おそらく、ほとんどすべての方が当てはまるでしょう。これらは皆、「うつむく姿勢」になる作業です。手元に目線を集中させる行動に、現代人は長い時間を費やしています。
うつむく姿勢を長く続けていると、気づかない間に首を前方に突き出していたり、頭が下がり気味になったりします。
これを続けると、何が起こるのでしょうか。
首の骨は本来、なだらかなカーブを描いているのですが、うつむく姿勢が習慣化すると、このカーブが徐々に失われてまっすぐな状態になります。
この状態は「ストレートネック」と呼ばれ、これこそが全身に不具合を起こす一因なのです。私の目から見ると、老若男女問わず日本人の多くがストレートネックになっていて、成人に至っては8割は該当します。
では、なぜストレートネックがいけないのか、順を追って見ていきましょう。
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