日経平均2万円定着へ、カギ握る「あの問題」

日経平均株価の見方を教えよう

日経平均は再度上昇の可能性は十分。ただこのあとの5月相場は過去5年「1勝4敗」。2013年の暴落の記憶もまだ生々しい(写真:Natsuki Sakai/アフロ)

再び海外投資家による日本株買いが活発に

最近の相場では、これまで成長株として上昇を続けた小売などの内需株が、ヘッジファンドなどの短期筋の売りで大きく下落する場面がありました。今度は国内企業の決算内容を材料に、個別株に大きな変動を与えうる可能性が高そうです。

一方、海外市場に大きな崩れがない限りは、5月の相場も好業績への期待感が相場を支える構図が続きそうです。

海外投資家による日本株の買い越しも、このところ特に顕著です。この先、株主総会に向けて、自社株買いなどの株主還元策を発表する企業が多いのではないか、といった期待感だけでも、日経平均はあと1000円ぐらいの伸びしろが見込めそうです。

上値の目安は、2万0100円~2万0600円処。過去の大きなフシでもある1996年高値(2万2750円)と2000年高値(2万0833円)の中間をとった、2万1790円前後も重要なフシ(価格帯)です。

実は、直近5年間でみると日経平均の相場は1勝4敗と、「下げる月」として市場参加者に知られています。

2012年までは3年連続でゴールデンウィーク明けに急落。2013年は5月後半から急落(いわゆるバーナンキ・ショック)し、6月安値まで3180円程度の下げに見舞われました。

2010年に至っては、欧州ソブリンリスクに端を発する金融不安に加え、中国の金融引き締め観測や朝鮮半島問題の緊迫化、ドイツの空売り規制などで下げに拍車がかかり、月間下落率は11.7%とリーマン・ショック直後の2008年10月(23.8%)以来の大きさを記録しました。

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