経済専門家が解説!「お金持ちほど歩くのが早い」 健康維持と節約の両方が叶う最強エクササイズ

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話がちょっとそれてしまいましたが、朝のウォーキングは、体だけでなく、心も健康にしてくれる効果があるようです。私の知人に、うつ病を患わずらった子供を持つ人がいるのですが、医者から朝のウォーキングを勧められました。朝、散歩しながら日光を浴びると、体内に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分ぶん泌ぴつされるので、脳が興奮を抑えて精神を安定させるのだそうです。

「なぜ、日光を浴びるとセロトニンが分泌されて幸せな気持ちになるのか」というメカニズムについては、専門のお医者様に聞いていただきたいと思いますが、それで息子さんの病状がずいぶん回復したと聞きました。

ストレスを減らすことは健康への第一歩です。スナック菓子を食べたり、お酒を飲んだり、外食してストレス発散するよりも、朝の散歩を習慣にすることで、毎日の生活にも自然に変化がもたらされるでしょう。

健康増進だけでなく、ガソリン代の節約になる

「歩くのは、健康にはいいかもしれないけれど、膝ひざに自信がない」という人もおられるでしょう。 超高齢化社会を迎える日本では、生活習慣病や高齢で寝たきりの人が増えると予想されていますが、少しでも運動能力を高め、健康を維持するために、自転車に乗る(サイクリング)のはどうでしょうか。

自転車に乗れば、健康増進に役立つだけでなく、ガソリンや電気を使って車を走らせるよりエコになります。自転車利用の健康面でのメリットとしては、すでに海外の研究機関が、「糖尿病をはじめとした生活習慣病のリスクを低減する効果がある」と報告しています。厚生労働省の「スマート・ライフ・プロジェクト」でも、活動の一環として自転車を活用した健康づくりに関する広報活動を積極的に行なっています。

フィットネスクラブで、メタボ解消のために自転車を漕いでいるという人は、かなりいらっしゃるのではないでしょうか。サイクリングなら、体に良いとされる有酸素運動が長時間続けられ、脂肪を燃焼し、血中のコレステロールを除去し、動脈硬化の進行を遅らせることができます。

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