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ビジネス英語実力測定の大定番「TOEIC」の勉強術 英語から離れている人はまずは500点を目標に

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ビジネス英語の実力を測定するには「TOEIC L&Rテスト」が大定番。その出題の概要や傾向、勉強法を紹介。

TOEICと印字された木のブロックと筆記用具
ビジネス英語の実力を測定するには「TOEIC L&Rテスト」が大定番といえるだろう。その勉強法とは (写真:ELUTAS / PIXTA)

特集「40〜50代の英語術」の他の記事を読む

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TOEIC L&Rテスト(以下、TOEIC)は、TOEICブリッジ(以下、ブリッジ。概要や攻略法はこちらを参照)とは異なり、易しい問題から難しい問題まで幅広く出題され、話される英語のスピードも速く、英文の量も多いのが特徴だ。内容もほかの試験に比べると、ビジネス寄りのものが多いため、それだけ語彙レベルも高い。

時間もブリッジの約2倍で、リスニングは100問で約45分、リーディングは100問で75分、合計約2時間のテストだ。スコアはリスニング・リーディングともに5点刻みの5点から495点、合計10点から990点で測定される。スコアは正解数を基準に算出され、問題の難易度によって配点が変わるわけではない。

目標スコアを設定する場合、だいぶ英語から離れているという人は、まず500点あたりを目標にしたい。英検2級を持っていたり、ある程度英語に慣れていたりする場合は、600点や730点と設定を上げてもよいだろう。

ブリッジと同様に、必要な力は「英語力」「情報処理能力」「対策力」だが、さらに高い知識やスキルが求められる。まさに日常的に使われている英語を理解する力を測るのがTOEICだ。とくにリーディングは時間制限が厳しい。多くの受験者が最後まで終わらない状況であり、それだけスピードが求められるテストだ。

パート別に取り組む

ブリッジ同様に、学習のしやすさは「英文が短いものから長いもの」という順序だ。また、語彙レベルはリスニングのほうが易しめで、リーディングのほうが難しめとなる。日本語でも会話で使う表現よりも、メールや報告書で使う表現のほうが難しい語彙を使うのと同じだ。

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