
ソフトバンクは米スプリントをどうするのか
2013年7月、ソフトバンクは米携帯電話3位のスプリント・ネクステル社を買収しました。買収総額は216億ドル(当時のレートで約1兆8000億円)。この巨額投資は、ソフトバンクにとって冒険でした。
しかも、スプリントは業績が芳しくない状態が続いていましたから、収益力の向上が課題となっていました。そこで、2014年にドイツテレコムからTモバイルUSを買収して収益性を高めようとしましたが、その計画は失敗。スプリントは、現状、業績は改善しつつあるものの、ソフトバンクは、スプリントの今後の扱いに苦慮しているのではないかと思います。
有利子負債もスプリント買収前の4兆円弱からから現在ではスプリントの分も含めて連結では10兆円を超える水準にまで達しています。
ここで、平成27年3月期第3四半期決算(2014年4〜12月)の決算内容を見てみましょう。
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