スクープ!大塚家具で前社長が社長に反旗 老舗の家具大手で父娘に何が起こっているか

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1969年創業の大塚家具は勝久氏が一代で築き上げた(写真は有明本社、撮影:今井康一)

ジャスダック上場の大塚家具に激震が走ろうとしている。

2014年7月23日に社長を解任された大塚久美子取締役(46)が、会長兼社長で実父の大塚勝久氏(71)を含む現経営体制を一新するよう、「株主提案」を検討していることが明らかになった。新体制案が取締役会で承認されるなら、見送る公算だが、このまま株主提案に発展すれば、まさに異例の展開だ。

解任後、メディアの単独取材として初めて応じた、久美子氏が明らかにした。

これに対し、勝久氏や長男で取締役の勝之氏(45)らが反発するのは必至だ。逆に久美子氏自身が取締役を解任される可能性もある。3月下旬に開催される株主総会を前に、創業家が真っ二つに分かれた、異例の委任状争奪戦(プロキシ・ファイト)に発展するかもしれない。

果たして創業家内の父娘の攻防はどう決着するのか――。

(詳細は1月19日月曜発売の「週刊東洋経済」2015年1月24日号をご覧下さい)

冨岡 耕 東洋経済 記者

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とみおか こう / Ko Tomioka

重電・電機業界担当。早稲田大学理工学部卒。全国紙の新聞記者を経て東洋経済新報社入社。『会社四季報』編集部、『週刊東洋経済』編集部などにも所属し、現在は編集局報道部。直近はトヨタを中心に自動車業界を担当していた。

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