35歳を超えてなお「マリッジブルー」の現実

婚約者との結婚を延期する、38歳の本音

婚約者との結婚を躊躇する38歳男性の心境は?(イラスト:堀江篤史)

「結婚? まだしてませんよ! 彼女が精神的に不安定に陥ったからです。急に泣き出したり、家事を全然やらなかったり……」

新年早々にあまりおめでたくない記事で恐縮です。婚約中で同棲中の恋人と昨年末に結婚したはずの西田博さん(仮名、38歳)に電話を入れたところ、婚姻届を出すことを今でもためらっているとの答え。なぜなのか。マリッジブルーになっている年齢ではないぞ。

「晩婚さん、いらっしゃい!」ではなく「晩婚さんの世界に早くいらっしゃい!」という内容になってしまうが、ぜひ会って僕の意見もぶつけてみたい。都内のうなぎ屋に誘い、ランチのうな丼を食べながら話を聞くことにした。

人間関係の不和に追い詰められる彼女

関東地方の公立小学校で教師をしている西田さんは自他ともに認める熱血教師。生徒や保護者の信頼も厚く、このご時世で学級崩壊などは一度も経験したことがない。一方で、女性関係はかなりの奥手で、早婚願望がありながらも30代前半まで独身ひとり暮らしの生活を送ってきた。

そんな西田さんが3歳年下の彼女と付き合い始めたのは6年前。前に勤務していた学校の同僚だった。彼女は音楽担当の教師で、学校行事を一緒にやり遂げる過程で2人は親しくなっていった。

「何事もじっくりとやるタイプなので、仕事は遅いけれど、手抜きやミスがない。しっかりしているなあと思って引かれました。せっかちな僕を笑って受け止めてくれるところも好きです」

周囲の後押しもあって付き合うことができたが、3年前にそれぞれ勤務先の学校が変わり、「中距離恋愛」になってしまった。昨年夏、2人は結婚を見据えて同棲を始めた。

「年末には婚姻届を出すつもりだったのですが、彼女が秋の学校祭前後におかしくなってしまい、結婚の話すらできなくなりました。」

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