グーグルなど有力外資が日本のベンチャー企業をえり好みし始めた。
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今年4月初旬、都内のホテルで開催された「新経済連盟サミット2016」。日本発のベンチャー企業が生み出した1台のロボットに、人々の目はくぎ付けとなった。
2足歩行のロボットだが、ひざはなく形状は極めてシンプル。背丈は人間の腰程度だ。階段を自在に上り下りし、海辺や雪原なども安定して歩き回る。デモ動画を見終わった観衆からは大きな拍手が巻き起こった。
開発したのは、東京大学発のロボットベンチャー、「SCHAFT(シャフト)」だ。助教を務めた中西雄飛氏らが、研究成果を基に2012年に設立した。DARPA(米国国防総省国防高等研究計画局)主催のロボットコンテストでは、NASA(米国航空宇宙局)などの強豪チームを抑えて優勝に輝いた。
13年11月、シャフトは米グーグルに買収された。「日本のベンチャー業界に衝撃が走った瞬間だった」。米シリコンバレーのシードアクセラレーター、500スタートアップスの澤山陽平マネージングパートナーは振り返る。
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