ザッカーバーグ大構想、「スマホの次」とは?

フェイスブックCEOが東京で語ったホンネ

6年振りに来日したマーク・ザッカーバーグCEO。20日にはフェイスブックユーザーでもある安倍首相を表敬訪問した

「スペシャルなゲストを紹介します。マーク・ザッカーバーグです」

10月16日、東京ミッドタウンで開催された、米フェイスブックのパートナー企業向け特別イベント。事前の通知では、米国本社の副社長や日本法人社長が登壇することになっていた。が、当日、サプライズで登場したのは、あのザッカーバーグ氏本人だった。

ザッカーバーグ氏の来日は3度目。日本で記者会見に登場したのは、フェイスブック日本語版を発表した2008年以来のことだ。今や全世界でユーザー数13億7100万人(2014年6月末)を数えるフェイスブック。が、2008年当時は「せいぜい2000万人いけばいいほう」、といった雰囲気だったという。今回の訪問では、米本社副社長のハビエル・オリバン氏との対談の中で、フェイスブックの過去と今後を語った。

グレーのTシャツとジーンズという、ラフな格好で登場したザッカーバーグ氏。対談では、今までで最も後悔したこととして、モバイルへの移行を挙げた。

モバイルは日本が参考になった

「『悔やまれる事は何か』と聞かれて、1番に出てくるのが、モバイル移行に遅れたことだ。企業の常として、顧客が使っているプラットフォーム、デスクトップPC向けのサービスに依存してしまった。それでも2011年~12年ごろ、新しいことを実行しなければならないと思い、モバイルに注力し始めた。その時には日本が参考になった。日本人は早い時期からモバイルを使っていたからね」(ザッカーバーグ氏)。

そのフェイスブックも、広告収入に占めるモバイル向けの比率は、現在約7割(世界ベース)。当初は出遅れたものの、画面の小さいスマホ(スマートフォン)向けにニュースフィードへの広告配信などで、次第に挽回してきた。

「フェイスブックが立ち上がったのが2004年で、本格的なスマホが出てきたのが2003年ごろ。SNS(交流サイト)とスマホは同じ世代と言える。PCからスマホへ移行したのがそうだったように、新しいプラットフォームはだいたい10年ごとに出てくる。拡張現実や仮想現実が次のプラッ トフォームになろう」(同氏)。

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