「最高の妊活タイミングはいつ?」は愚問です

出世の後に産むとか、すぐ産んですぐ復帰とか……

 結婚・出産で大きく変化する女子の人生は、右にも左にも選択肢だらけ。20代はもちろん、30代になっても迷いは増すばかり。いったいどの道を選べば幸せに近づけるのか? 昨年、東洋経済オンラインに登場、大反響を呼んだ元リクルート“最強の母”堂薗稚子さんがお答えします。

今回は、バリバリ働くうちに32歳になった女性より、「いつ妊活するのがキャリア上、ベストか?」というご相談です。

堂薗稚子さんの著書『 「元・リクルート最強の母」の仕事も家庭も100%の働き方』(角川書店)も発売中です
(ご相談)
 妊活のタイミングがつかめません。
 成果を出し続けなければ、生き残ることができない職場で働いています。この仕事が天職だと思っているので、ずっとここで頑張っていくつもりですが、今年32歳になり、そろそろ妊娠のリミットが気になってきました。
 うまく時期を見計らわないと、自分のポジションが危うくなってしまうので、今、2つのことを考えています。
①「大きなプロジェクトを成功させた直後に、堂々と妊娠・出産する」
②「あまり深く考えずに、とにかくなるべく早く妊娠して、なるべく早く帰ってくる」
 それなりの年齢ですし、多忙で体の調子も万全ではなく、「自然と妊娠する」というシチュエーションが想定しにくいです。そのため、自分で「えいや」と踏み切る必要があり、いろいろ考えてしまいます。(32歳、女性)

これは……あまり筋のいい2択じゃないかも

こういうご相談、本当によくいただくんですよ。

私がよく後輩から受けていた相談は、「ポジションを得てから出産するのと、若いうちに出産・育児をひと段落させてから仕事をするのと、どちらがよりキャリアロスにならないか」というもの。後輩たちからすれば、究極の2択かもしれません。そして、先輩である私からどちらかに1票入れてほしいと考えるわけです。あなたの2択もきっと、今の状況から考えうる選択肢2つ、ということなのでしょうねぇ。

でもねぇ・・・・・正直、わからないです(笑)。

「偉くなってから産めと勧められて夢中で仕事していたら、偉くなったときに45歳になっていて子どもをあきらめた」とか「急いで産んで急いで復帰したけど、子どもを持ちながら頑張っても評価されない」とか言われても、「ドンマイ!」「まぁ次いってみようよ」なんて軽く言えないし、「どーしてくれる?」と言われても責任取れないし。

もっと言っちゃうと、あなたのプラン、あまり筋のいい2択に感じない(笑)。妊娠しながらも大きなプロジェクト成功させて出産に突入しちゃえば?とも思うし、あなたが人生を懸けるほど、そのポジションが魅力的で、危ういものかどうかもよくわからない。ホントにその2択しかないの?と思ってしまいます。

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