子供が産めない女性は、欠けている?

世間様に押し付けられた女性観なんて、断固無視

 グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわか らず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。

 

今回は、子供に恵まれずにご自身を「女性として欠けている」とお悩みの読者の方からのご相談に回答させていただきます。

 【ミセス・パンプキンへの子育て相談】
 私は44歳で既婚女性です。結婚11年夫の自営業を手伝い、ストレスからか、子供ができませんでした。ここ2、3年、このことでかなり落ち込んだり立ち直ったりの繰り返しで、自分でも嫌になるくらいネガティブになっていました。性格は明るい方です。
 色々な本を読みあさり、最近では、できないことを嘆くよりできることを楽しもうと思えるようになり、楽しめる習いごとも見つかりました。でもやはりお子さんがいる人をみると羨ましくて、、、、。無い物ねだりですが、このような気持ちで一生生きるかと思うと辛いです。
 夫はもう仕方ないと諦めています。養子を迎えことも考えました。しかし、冷たいようですが、他人の子を育てる愛情がわきません。子供ができなかった女性はどのように割り切って生きていったら良いのでしょうか?
 何かボランティアなどして社会貢献をしたいとも考えています。女性として欠けているようなこの気持ち。自分のしたいことを楽しむだけの罪悪感。整理がうまくつかずにいます。もし助言していただけたら嬉しいです。

 

<ミセス・パンプキンからのコメント>

世間様の目になんて、構っていられない

このコラムは、私が4人の子供を育てた経験の中からお話させていただいていますので、貴女の心に届く助言ができるかどうか自信がありません。でももう一つの「自分がしたいことだけをする罪悪感」については、古今東西、多くの人たちが持ち続けてきた悩みで、私自身も繰り返し自問してきたことですので、ご一緒に考えるという形でお話させていただきます。

まず子供を授からなかったことで、「女性として欠けている」と感じておられることに強く異議を申し上げます。結婚して、最低子供を一人はもうけた女性だけが完璧で、あとは欠けた女性なのでしょうか。

世間が決めたいわゆる適齢期を過ぎても、全人格的に尊敬できて愛せる人と出会うまでは結婚しないと選択した人や、家族の事情、あるいは病気その他で結婚できない人、産めるのに産まない選択をした人、そしてやむを得ず離婚した人など、みなさんそれぞれの選択や事情・理由がありますし、そのことが個性として尊重されるという社会的なコンセンサスは、数十年前と比べると格段に醸成されました。

世間様が貴女をどのようにみているかに関してはこの際、構っていられないとして、子供が授からなかったご自身のことを「欠けている」と感じておられることに対しては、私ははっきりと異議を申し上げます。

海外では同性同士の婚姻も法律で認められるようになり、日本でも性別変更で父にも母にもなれる時代です。子供がいないご自分を欠けていると感じる考えは、不要にご自分を不幸に陥れたり、曇りガラスを通して世の中をみることになるだけで、得るものは何もありません。

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