いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)ディレクターが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
参加するか否かは個人の価値観の問題
これは非常に切実な問題だと思います。ようやく一部の会社では社内の飲み会が減り、1次会のみという動きが根付いてきています。一方で、一部の会社では逆に増加傾向との話もあり、社内の飲み会反対派からすると油断もすきもあったもんじゃない状況です。
個人的には、仕事の悩みは仕事でしか解決できないと考えているので、仕事を通じたコミュニケーションを密にしていればそれで十分。だから社内の飲み会にはよほどのことがないかぎり参加しません(そして、よほどのことは滅多にありませんね)。
かといって、飲み会に行く人が間違っているという気もまったくありません。参加するか否かは価値観の問題だと思いますので、個々人が自分の価値観に照らし合わせて判断すればよいだけです。が、そのような異なる価値観を他人に押し付ける、あるいは断れない状況にある(または「する」)というのは由々しき状況だと思います。
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