ドル、一時106.17円まで上昇

ドル高進み、5年11カ月ぶりの高値

9月8日、ニューヨーク外為市場では、ドルが幅広く上昇。対円では6年ぶりの高値となり、ユーロに対しても1年強ぶりの高値をつけた。ソウルで2010年1月撮影(2014年 ロイター/Choi Bu-Seok)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 9日午前のドル/円は一時106.17円まで上昇し、2008年10月2日以来、5年11カ月ぶり高値を付けた。現在は106.05円まで押し戻されているが、「押し目買い意欲は強い」(外銀)とされる。

ドル買いの主体は短期筋だが、「市場が興奮している感じはあまりなく、(ドル/円の)ストップを巻き込みながら、スルスルと静かに上がっている」(証券会社)という。

8日のニューヨーク外為市場では、ドルが幅広く上昇。対円では6年ぶりの高値となり、ユーロに対しても1年強ぶりの高値をつけた。

この日は重要な経済指標や中央銀行関連のニュースがなかったが、午後になってボラティリティが大幅に高まった。まずは豪ドルやブラジルレアルに対してドル上昇が加速し、その後に対円・ユーロでもドルが最近のレンジの上限を突破した。

ドル/円

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.65%上昇の84.301と、やはり昨年7月以来の高水準となった。

ウエストパック・セキュリィティーズ(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「(米国債の)利回り(上昇)はドル高の動きと一致する。しかし米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言や経済指標はなかった」と述べた。

5日の8月米雇用統計が予想より悪かったにもかかわらずドルが値上がりしていることについて、TDセキュリティーズ(トロント)の外為ストラテジスト、マーティン・シュワードフェガー氏は「他の指標が年後半に米経済の勢いが強まることを示しており、雇用統計もそうした構図を変えることはなかった」と話した。

ドルはポンドに対しても堅調で、直近は1.36%高の1ポンド=1.6106ドル。1年1カ月ぶりの大幅な上昇率となった。最新の世論調査で、スコットランド独立賛成派が反対派を上回ったことが影響した。

クレディ・アグリコル(ロンドン)の為替戦略部門の欧州責任者、アダム・マイヤー氏は「独立賛成派があっという間に優勢となったことが、多くの人々にとってショックだったのは明らかだ」と指摘した。

直近の豪ドル/米ドルは1.06%安の0.9289米ドル。ドル/レアルも1.06%高となった。

ドル/円    終値   106.02/04

始値   105.24/25

前営業日終値   105.09/10

 

ユーロ/ドル  終値   1.2894/99

始値   1.2951/52

前営業日終値   1.2951/54

 

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