コトコト、撮りためた子供の動画が”映画”に

かわいいわが子の成長日記をスマホで作成

KDDIのベンチャー企業支援プログラムを経て誕生したコトコト。撮りためた子供の動画を"映画”にしてくれる「Filme(フィルミー)」のアイデアは、門松信吾CEO(右から2番目)の妻との会話から生まれた(撮影:田所千代美)

「小さな子供の日常にこそ、成長の1シーンがあり、ドラマがある。大切な思い出は動画で残し、もっと活用できるようにしたい」――。今年6月に設立したばかりのコトコトの門松信吾CEOが強調するのは、動画が持つ力だ。スマートフォンの普及で、誰もが高画質の動画を撮影できるようになった今、子供の思い出を振り返る時には、声や表情、体の動き、空気感まで伝えられる動画がいちばんだ。

ただ、忙しい両親にとって、子育ての合間に動画を整理・編集することは難しい。そんなニーズに応えたのが、コトコトが8月末からの配信を予定しているスマホアプリ「Filme(フィルミー)」。ユーザーがアプリで1日30秒程度の動画の日記を作成し、20日分の動画が蓄積されると、日記からベストシーンを凝縮した3~4分程度の「成長シネマ」を自動で作成してくれるサービスだ。手間をかけずとも、手軽に子供の成長記録を作ることができる。

 独自技術で「決定的瞬間」を抽出

同社はKDDIのスタートアップ支援プログラム「∞labo(ムゲンラボ)」に参加し、7月に卒業したばかり。ムゲンラボは11年にスタートし、これまで29チームを輩出した。ランチ交流サービス「ソーシャルランチ」(現在は就活サービス)のシンクランチはムゲンラボの第1期生だ。

フィルミーの最大の売りである成長シネマは、独自の動画編集技術によって、子供の顔や声、動きなどを検出して作られる。子供がとびきりの笑顔を見せた場面、噴水で遊びながら激しく動いている場面など、20日分の動画の中でも印象的なシーンを自動で抽出し、音楽と映像、ユーザーが日記に書き込む一言コメントなどで構成する。

コトコトの手掛けるアプリ「フィルミー」

 「元気」」「かわいらしい」「感動」といったテーマを選択することもできる。テーマごとに画面の装飾イメージやシーン構成が異なるため、毎回違ったテイストの映像を楽しめる。成長シネマはDVDとして購入することも可能だ。毎年の誕生日には1年分の動画を凝縮した特別シネマを用意する。小さな子供を持つ両親が、孫のシネマを自分たちの親にプレゼントするといった利用方法を想定している。

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