高級スーパー成城石井を誰が射止めるのか

ファンド傘下の食品スーパーに小売り各社が熱視線

都内中心に100店以上展開する成城石井。“高嶺の華”の獲得には相応の資金力も要求される

東京都を中心に展開し、高級スーパーとして有名な成城石井の動向に注目が集まっている。現在、三菱商事と三菱UFJ証券ホールディングスが設立した投資ファンド・丸の内キャピタルの傘下にあるが、業界では出口(保有株の売却)が近いとささやかれているからだ。

「狙っているのはローソン、三越伊勢丹ホールディングス(HD)、エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)、イオンだろう」。流通関係者は4月、こう口にしていた。

H2Oの主力は百貨店事業だが、子会社で関西を地盤に高級スーパーの阪急オアシスを展開しており、成城石井との共通項はある。しかし、買収の可能性を首脳に尋ねると、「うちは関西だから」とにべもなかった。イオンも同じような反応だ。5月、首都圏スーパーマーケット(SM)連合の創立で会見を行った岡田元也社長に買収意向を尋ねると、「何も聞いていない。(SM連合とは)何も関係がない」と否定的だった。

有力視される2社

 そうした中、4月から5月にかけて、買収先としてローソン、三越伊勢丹HDが最有力候補として浮上。丸の内キャピタルは「何も話すことはない」、成城石井も「大株主のことであり、当社としては情報を把握していない」とする。ただ関係者によれば、丸の内キャピタルが各社に対し、入札の意向確認を行っているもようだ。

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