虎の子・成城石井も売却、困窮レックス苦肉の策

虎の子・成城石井も売却、困窮レックス苦肉の策

焼き肉店「牛角」や居酒屋「土間土間」などを展開するレックス・ホールディングス(東京都港区)が、子会社の高級スーパーである成城石井(横浜市)を、三菱商事などが出資する投資ファンドの丸の内キャピタルに売却する方向で最終調整に入った。売却額は400億円を超える見込みだ。

レックスは2004年に成城石井の株式67%を創業家から65億円で買い取り、06年に完全子会社化した。

成城石井は首都圏や関西を中心に77店舗を展開。富裕層を中心に固定客が多く、売上高400億円程度に対して、営業利益率は5%を超える。同業他社が2%程度にとどまる中、群を抜く収益力が魅力で、昨年秋からの入札には複数の投資ファンドが応じていた。

レックスはこれまでに、債務超過に陥っていた大手コンビニエンスストア「am/pm」を展開するエーエム・ピーエム・ジャパンを09年末にファミリーマートに120億円で売却するなど、財務の改善を進めてきたが失敗。

虎の子である成城石井まで手放さざるをえない状況に追い込まれている。

2期連続の債務超過

そもそもレックスは業績不振を受け、06年に投資ファンドのアドバンテッジパートナーズと組んで株式の非公開化を実施。その際の株式取得に使った銀行からの借入金が重しとなり、当時の負債は約3倍の900億円を超えるまでに膨らんだ。

再建がうまく進めば問題はなかったが、重い借金と事業不振に悩まされ、非上場化から3年以上経っても厳しい状況が続いている。

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