日本基準の「ローカルハラル認証」を作ろう 日本に観光に来るイスラム教徒を10倍超にする法
海外のムスリムを、もっと日本へ
――イスラム市場の魅力とは?
イスラム教徒のことを「ムスリム」と言います。現在、ムスリムは世界人口の4分の1を占めると言われ、その数はどんどん増えています。2010年時点のムスリム人口は推定で約16億人ですが、2030年には約22億人、世界人口の約26%を占める、という統計もあります。
人口が増えるということは、経済的に成長する可能性が高いということでもあります。
事実、中国経済やインド経済は、世界最大級の人口を背景にして、大きく経済成長を遂げてきました。
対して、日本はどうでしょうか。今の日本は「超高齢社会」に突入しつつあります。少子化も年々深刻化しており、このままだと人口減少が加速化するのは間違いありません。2050年には人口が約9500万人まで減少するとの推計もありますよね。
人口減少対策で手を打つ必要があるのはもちろんですが、日本の経済成長ということを考えると、もうひとつ大切なことがあります。
それは、人口が増加し、経済的にも成長余地の高い国や地域の力を、日本に呼び込むことです。
そのひとつがムスリムの経済です。日本よりも平均年齢が若く、高成長が期待できるムスリムの経済パワーを使って、日本経済も活性化できるはずです。
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