サハダイヤモンド会長、暴力団との濃密な関係

ジャスダック上場企業会長の反社取引が判明

ジャスダックに上場するサハダイヤモンドの今野康裕会長が暴力団組長(2008年引退)との間で9年前に資金運用の「確認書」を交わしていたことが明らかになった。

今野会長と親密な会社役員が債務弁済金の返還を求め元組長を相手取り東京地方裁判所に起こした民事裁判の記録によると、事の経緯は次のようなものだ。

2005年7月、会社役員は以前から知り合いの組長に2億円の投資運用を要求され、同月7日、経営する都内の美術品会社名義で開設した銀行口座に2億円が振り込まれた。このとき、組長は前年10月にサハダイヤモンド社長に就任していた今野氏の保証も要求。今野氏は当初、拒絶したようだが、同月26日付で組長に差し入れた確認書に会社役員とともに署名捺印した。

今野氏は連帯保証人に

運用期間は当初の約4カ月間から2006年5月下旬まで延長されたが、会社役員は運用に失敗。組長側は2億円が貸付金だったと主張し、両者は同年12月13日付で毎月300万円以上を弁済する旨の公正証書を作成した。このとき、今野氏は連帯保証人となった。

その後、会社役員の弁済が滞ると、組長側は今野氏に対し債務弁済を求め東京簡裁に調停を申し立てた。そして2007年11月29日付で残債務の弁済を定めた和解調書を結んだ。さらにその後も弁済が滞ったため、今野氏は2011年5月13日付で残債務1億7100万円を14年5月末までに弁済する旨の「合意書」を引退後の元組長に差し入れている。

今野氏と会社役員は2013年7月までに計4800万円余りを弁済。が、同年10月になり、公正証書は強迫に基づくものだったとし、会社役員が無効などを求めて提訴した。

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