ロケ場所探しから警官のご機嫌取りまで……低予算の映画をプロデュース、撮影現場ドキュメント《ハリウッド・フィルムスクール研修記11》

去る12月2~9日にかけて、2年間の大学院生活の一つのクライマックスとなる、卒業製作の撮影を行いました。

連載の7回目で、アカデミー短編賞の有力候補にもなっている『八人目の侍』を例に、準備の過程や完成後のキャリアに与える影響について触れました(→詳細)が、今回は私自身の作品を元に、実際の撮影の様子をご紹介したいと思います。

撮影1日目

 私がプロデュースした作品『SAVED YOUR LIFE』は、きまじめに生きてきた女の子がフィアンセを救うため、人殺しにならなくてはならないシチュエーションを面白おかしく描くダークコメディで、20分ほどの長さになる予定です。

初日の撮影は、夕方4時から翌朝5時までの徹夜の撮影です。この日は主人公の女性が売春宿の経営者の命を奪おうとするシーンを撮影しました。


人気ドラマ「CSI」にも出演している、売春宿の経営者役の俳優

ここではピストル発砲のシーンがあり、公共の場では監視のため警察を雇わなくてはならないため、節約のためもあり撮影場所は学校内の駐車場を売春宿風にデコレーションしました。

また、ロサンゼルスで夜10時以降に撮影をする場合は通常、半径150メートル圏内の居住者を一軒一軒訪ねて回り、撮影許可のサインをもらわなくてはなりません。当然、留守の場合もありますので、最低3回は訪問して、訪問履歴も含めて役所に提出する必要があります。学校内で撮影する場合は、こうした手間も省くことが可能です。

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。