動画で”就活革命”を目論むスタートアップ 「5秒の動画」で採用を決める時代はくるか

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 スタートアップという言葉が日本でも定着し始めてきた。スタートアップのサービスは目新しいサービスに見えても、そのビジネスモデルは何種類かに分類することができる。本連載では、そのサービスの事業領域の成長性とあわせて、ビジネスモデルを紹介していく。 
 本連載では、スタートアップ注目市場のビシネスモデルをお伝えしていく。動画関連サービス特集第3弾は動画採用ツール「recme(レクミー)」を運営するリーディングマークの飯田悠司社長に話を聞いた。

LINEの2015年新卒採用予定、10人中3人が動画経由

recmeはエントリーシート代わりにスマホで撮影した「自分撮り動画」を使って、企業にエントリーするという動画採用サービスだ。

エントリーシートという紙1枚を読み込むよりも、その応募者が話している動画を30秒から1分でも見たほうが、得られる情報量は多く、有意義な選考材料になる。recmeは現段階では新卒採用向けのサービスであり、エントリーシートの代わりなど、主に選考初期段階での利用を想定している。

このような動画採用ツールを用意しても、企業が導入しないと「動画採用」という新たな文化は定着しない。ただ、リーディングマークはもともと難関大学を中心とした就職イベントや企業向けの新卒採用コンサルティング事業を手掛けてきたため、学生側の集客と導入側の企業のチャネルをすでに持っている。新卒採用領域において、既存資産をうまく活用できる点が同社の最大の強みだ。

recmeがスタートしたのは2013年12月だが、リーディングマークのもともとのクライアントであった大企業を中心に、2014年2月ではすでに100社が登録している。2015年卒の新卒採用でrecmeを使った動画採用に取り組む企業もあり、LINEは新卒採用予定10人のうち3人がrecmeを通した動画での採用になる見込みだという。

【recme限定選考枠・1次面接スキップ】LINEの特別選考ルート※総合職のみ

【LINEの選考課題】
 「2020年」「インターネット」「わたし」の3つのキーワードをもとに、2020年の状況を想像しそのお考えを述べてください。(45秒前後)
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