男の20代は幼稚園児
――人生の先輩として、西園寺さんは20代のころは何をすべき時期だと思いますか?
オトコの人生にとっては、20代は幼稚園児ですよ、まだね。もう20歳過ぎたので、立派な社会人なんですけど、実は男の人生は20代から始まりますから、まだヨチヨチ歩きの幼稚園児なのです。幼稚園児とか小学生はあまり何も考えないですよね。楽しいことは楽しい。やりたいことはやる。だから、20代の男性はそういうふうに、とにかくがむしゃらに仕事も遊びも頑張ってほしい。それがいちばん大事だと思います。
よく、仕事と遊びをどう両立させたらいいですか、という質問が出ますが、そんなことを20代の人が考えていたら駄目ですね。とことん仕事して、とことん遊ぶ。もう、自分の体力が続くかぎり、両方、一生懸命やるのが正解だと思います。
――西園寺さんが20代のころは、どういうふうな生活だったのか気になります。
ハチャメチャでしたね(笑)。僕はずっと編集出版の仕事をやっていましたので、当然、原稿の締め切りがありますから、徹夜もしょっちゅうでした。仕事はそれだけめちゃくちゃにハードでしたが、波乗りもやって、自動車の草レースもやって、ゴルフもやって、とにかくできるかぎりのことをやって、さらに、女の子たちとも遊んでいましたから(笑)。寝る時間を惜しんで仕事をして、寝る時間を惜しんで遊んでいたというのが、正直なところです。