男の20代なんて幼稚園児みたいなものです モテるビジネスオヤジの作り方 男の人生編

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40代でも挑戦し続けよう!

――40代になってつねに新しいことに挑戦するというのはハードル高そうですよね。

高いです。面倒くさいです。でも、それをやらないと、下の人間に教えていかないといけないこともあるから、やっぱり「毎日同じことをコツコツやっていけばいい」という組織だと、発展や成長がないと思います。僕は常日頃、そんなことじゃだめだ、もっと新しいことをやりなさい、と若い人には言っています。

『LEON』の編集部で言うと、以前は英語を話せる人間が少なかったので、英会話教室へ行くなり、ネットで勉強するなりして、英語をしゃべれるようにしなさいとか、そういうことも指導しています。とにかく、昨日までとは何か違うことをやるのは、小さいことでもいいから大事だと思います。

――それは今でも気をつけられていることですか?

そうですよ。僕は3月で54歳になるのですけど、おじさんてITに弱いみたいに思われているじゃないですか。それってシャクなのです。「ITをフルに使いこなして、楽してますよー!」というふうにしたいですし、今、若い子たちはLINEでつながっているでしょ。だから、「じゃあ俺もLINE友達になろう」と思って、コミュニケーションはLINEでとるようにしています。

それだけじゃつまらないので、LINEのゲームもやっていますよ。『ポコパン』とか『LINE POP』とか、それも「西園寺さんね、最近のゲームは、おじさんにはちょっと難しくて点数が出ないと思いますけど、まぁやってみたらどうですか」ぐらいのことを言われたので、ふざけるんじゃないぞと(笑)、絶対1位になってやるということで、『ポコパン』とか『LINE POP』は、仲間内ではずっと1位をキープしてます。そういう遊びを若い子たちと一緒にやることも楽しいですよ。

まぁ、今更おじさんがゲームなんかやらなくてもいいんです。でも、やってみるとわかったのが、LINEのゲームは緻密に考えられているなと。これは自分のビジネスにもフィードバックできると思った。

ゲーム時間は約1分で、ある程度の満足を与え、なおかつランキングすることで継続性と競争心を発生させる。しかも、子どもから大人まで、だれでも楽しめるじゃないですか。年齢を超えて楽しめるものはそう多くはないので、ビジネスのノウハウを吸収するためにも、やったりしていますよ。ただ遊んで課金して、高得点を出しているわけじゃないんですよ。

――それが『LEON』の誌面にも生きてくる。

誌面というよりもデジタル系ですから、『LEON』のアプリやデジタルコンテンツの課金システムですね。数年前から考えているのですが、内容はいろいろできると思うのです。ファッションだったり、いろんなライフスタイル上の知識だったり。

そんなふうに、つねに新しいことをやっていると、何か新しい気づきとか発見があると思うので、それはつねに意識していることでもあります。

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