オヤジよ。モテたければネットを使え なぜネットは、最強のモテツールなのか?

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 世の男は30代半ばあたりから、肉体的、外見的な衰えを感じ始めることが多い。ただ、「もう老いるばかり」とあきらめるのは間違いだ。服装、髪型、話し方、仕事や生活のスタイルなどを気づかうことによって、若さを演出することは十分できる。この連載では、IBM出身の恋愛コンサルタントである青木一郎氏が、頑張らずに若さを保つためのテクニックを、分野別に紹介する。
フランスでもデートサイトが人気。世界各地でネットが出会いの場として広がっている(写真:ロイター/アフロ)

高齢者の出会いにも、ネットは不可欠

35歳を過ぎても、いくつになってもモテるために絶対に必要なこと。それは「出会い」を作り出せることです。年をとると身の回りから自然に生まれる「出会い」がなくなります。たとえば経済産業省の調査によると、20代前半に比べて40代前半の男性は職場での出会いが3分の1に激減してしまいます。

「出会い」がないと恋愛のスタートラインに立つことさえできません。だから「出会い」を自ら作り出せることが、絶対に必要なことなのです。そして、現代のニッポンにおいて、その有力なツールがITであることを、私は前々から主張しております。

そんな私でも聞いてびっくり驚いた、そして「確かにそうだよね……」としみじみ納得した話があります。それは“60歳以上の高齢者の出会いも今やインターネットが不可欠”という話です。

ということで、今回はインターネットによる出会いがテーマです。「怪しい」というイメージがつきまとうネットでの出会いですが、水面下ではごくごく一般的なものになっていることをお伝えするとともに、「もし婚活中の草食系男子が、エリート美女と知り合いたかったら……」インターネットを活用するべし、と高らかに宣言させていただきます。

何だか自分でもよくわからない前フリですが、本題に入ります。

最近、男性週刊誌でやたら人気なのが「60代からの風俗」とか、「70代性革命」など、年配の方のあちら系の話です。「またかよー」とウンザリするくらい電車の中吊りや書店の店頭で、このにぎにぎしいフレーズを目にします。高齢化が進んだ日本では非常に関心を呼ぶ話題なのでしょう。

こうした中、当分野の第一人者と目されるのがルポライターの小林照幸さん。「開高健激励賞」や「大宅壮一ノンフィクション賞」を受賞している本格派です。その小林さんが、60歳以上の男女2000人にアンケートをとり、何十人もの人に取材を重ねてまとめた本の中で、冒頭の驚きの実態が語られているのです。

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