「社員は家族です」という経営者の甘え

会社はあくまでも「取引先」でしかありません。

日本の会社には、奇妙な風習が多すぎる。そんな主張で一躍、月間50万PVの大人気になったブログがある――それが、「脱社畜ブログ」だ。
この連載では、「脱社畜ブログ」管理人で、書籍『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』を刊行予定の筆者が、日本の会社の奇妙な風習を正面からぶった切っていく。第5回目は、「社員は家族です」という言葉の真意を探ってみたい。
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会社は、単なる取引先と心得ましょう。(イラスト:深川直美、著者新刊より)

こんにちは。「脱社畜ブログ」管理人の日野瑛太郎です。

ビジネス雑誌などを読んでいると、たまにインタビューなどで「社員は家族です」といった発言をする経営者を見掛けることがあります。

こういうことを言う経営者は、おそらく「うちの会社は、社員一人ひとりを家族のように大切にする会社です」ということをアピールしたいのでしょう。社員の側からすれば、会社がそんなふうに自分たちを大事にしてくれるというのであれば、心強いということになりそうです。

でもこの言葉、本当にそのまま好意的に受け取ってしまってよいものなのでしょうか?

「社員は家族です」と社長が言っている会社にかぎって、実は連日深夜まで残業させられたり、有給休暇が全然とれなかったりすることが多かったりもします。一部では、「社員は家族です」という言葉は、「アットホームな職場です」という言葉と並んで、ブラック企業を強く推定させるワードだから気をつけなければならない、とさえ言われています。

そこで連載5回目の今回は、この「社員は家族です」という言葉の真意を探り、そこから会社との適切な付き合い方について考えてみたいと思います。

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