従業員に「経営者目線を持て」という謎の要求

会社員に必要なのは、「従業員目線」です。

日本の会社には、奇妙な風習が多すぎる。そんな主張で一躍、月間50万PVの大人気になったブログがある――それが、「脱社畜ブログ」だ。
この連載では、「脱社畜ブログ」管理人で、書籍『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』を刊行予定の筆者が、日本の会社の奇妙な風習を正面からぶった切っていく。第2回目は、ビジネス書などでよく言われる「従業員は経営者目線を持て」という言葉の意味について、冷静に考えてみたい。
書籍『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』の「はじめに」と、第2章の一部を公開しています。こちらからご覧ください。(12/26追記)
「経営者目線」は、嵐の中に飛び込むに等しい蛮行?(イラスト:深川直美)

こんにちは。「脱社畜ブログ」管理人の日野瑛太郎です。

日本の会社で働いていると、上司や先輩から「経営者目線を持って仕事をしろ」と言われることがあります。経営者自ら、全社員に「経営者目線を持て」と呼びかけることも少なくありません。

このように、日本の会社では社員が「経営者目線」を持つことは、とても重要なことと考えられています。「経営者目線」を持たない目線が低い社員は、日本の会社では基本的にダメ社員のレッテルを張られてしまいます。

でも、これって実はおかしくはないでしょうか。

単なる雇われにすぎない一従業員が、「経営者目線」を持って仕事をしなければならない理由って、何なのでしょうか。雇われは雇われとして、自分の仕事を淡々とこなすという姿勢では、なぜいけないのでしょうか。

今日は、そんな「経営者目線」について、少し考えてみたいと思います。

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