日銀と外国人投資家の「深い谷」 年の始め、今年の日本経済を考えてみる

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えっ、かんべえさん、本命馬で勝負しないの?

さて、週末はシンザン記念である。不世出の名馬の名を取ってつけられたレースだけに、2012年にはジェンティルドンナが制し、2011年にはオルフェーヴルが2位につけている。今年も3歳馬の中から将来の「出世馬」を発見したいところだ。

現時点では、ミッキーアイルこそ最有力候補であろう。デビュー2戦目の京都芝1600メートルで、1分32秒3という驚異的な2歳JRAレコードを叩きだしている。このレースに有利な先行馬で、鞍上は好調の浜中というのも好材料。ただしオッズは1倍台となるだろうから、買うよりは見るレースか。

ギャンブルをするなら、アグネスミニッツを狙ってみたい。先週の筆者は中山金杯で大敗し、せっかくの2013年の「有馬記念の貯金」を吐き出してしまった。ゆえにこちらの方が、より自然な選択となる。内枠を引いたら、遠慮なく勝負してみよう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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