必ず英語力が付く、正しい音読10の方法

棒読みデタラメ音読に陥るな!

正しい音読10の方法

そのような、間違った音読が流行し、「音読」自体の効果が疑問視されるという最悪の事態を避けるために、以下の音読訓練法を提案します。学習者・指導者の皆さんは、ご自由に以下の方法を使用してください。また頒布していただければ幸いです。

〜 棒読みデタラメ音読を廃し、必ず英語力が身に付く10の方法 〜
1.構造の理解と単語・フレーズの暗記を先行
 当たり前のことだが、構造も単語やフレーズの意味もわかっていない文をむやみに棒暗記しても意味はない。まずは文構造と単語やフレーズの暗記を先行すること。しかし、これを繰り返すだけでは、言語を使いこなす能力は身に付かない。また、古典の名文などを意味も構造もわからず吟じても効果は薄い。
2.リピーティング
 音読の最初の段階で、正しい発音を学ぶことが重要。そのためにネイティブスピーカーの音声モデルを、センスグループやセンテンスの単位でリピートし、正しい発音を覚えることが重要。個々の単語の発音など、記号を使って確認するなどしながら発音を矯正する。また、リエゾンなどの音声現象も理解するだけでなく、自分の口で発話しながら摸写し、修得する。デタラメな発音で発話することをこの段階で阻止すること。
3.サイト・トランスレーション
 センスグループ単位で英語を読み、それを瞬時に翻訳する、学習者用にアレンジしたサイト・トランスレーション。日本語の順番は左から右のままでかまわない。音読の最終目的は、日本語を介在させずに意味を理解することだが、この初期トレーニングではあえて母語の日本語を使う。この方法で、意味を考えずにデタラメに読むことを阻止する。直読直解に至る前の補助輪。和訳しながら読むという大きなデメリットもあるので、ほかの方法とうまく組み合わせ、ここをゴールとしないように気をつける必要がある(この方法に関しては、当初私はたいへん懐疑的であった。しかしながら、日本語を介在させずに概念理解をするということ自体が何なのか、訳すことと解すことの区別が理解できていない初学者は、英語だけの音読だと棒読みになってしまうようだ。そこであえて慣れ親しんだ母語を、第一段階として意味理解の便法として利用した。初学者の棒読みを阻止する効果は絶大だった)。
4.Read & Look up
 センスグループやセンテンスごとに一度音読したものを暗唱して発話する。当然1度目に集中して読まないと2度目の発話ができないので、棒読みはできない。文構造を意識して正しい英語をアウトプットする訓練にもなる。また、意味を考えないと記憶を保持できないので、英語から直接意味を理解する練習にもなる。これは、アウトプットにも大変効果がある学習法だが、発音模範をネイティブ素材なり教師なりが示さないと、デタラメな発音が定着する危険性もある。
5.音読筆写
 Read & Look up を、手を使ってやる方法。センスグループごとに音読しながら暗唱して書き写す。4に加えてスペリングにも注意が必要。英作文対策に最適(私は大学時代に、「只管朗読」を提唱された音読学習の始祖でもある國弘正雄氏よりこの方法を学び、トレーニングをすることによって、英語を書く力を伸ばすことができた)。
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